一つ前の記事でINTEL UHD630グラフィックを使ってfirefoxやchromium-browser上の動画を再生すると負荷率が異様に高くなり理由は内蔵GPUが非力なのでは?と結論づけましたが実際は違いました

実際はブラウザ全てでハードウェアクセラレーション機能が効かなくなっていた事が原因でした

全てCPUが処理していたんです

ではこのCPUが全て処理しだした現状を打開するにはどうすれば良いのか

chromiumは通常であればchrome://flags/でHardware-accelerated video decodeがenableになっているか、chrome://media-internals/で再生中の動画タブがkVideoDecoderName "MojoVideoDecoder"になっているかをチェックしdisableだったらダブルクリックで直す程度が普通です

しかしenableにしてもなっていなくてもlibvaが入っていてもUHD630を使おうがgt1030のvaapi通してvp9コーデックを処理できるように弄っても全てダメ

いや流石にここまでやって駄目ならメンテナーさんのメンテ待ちでしょう




と、折れかけたのですが三日間挑戦し続けて先程やっとGPU処理に戻せました

方法は・・・

/etc/apt/preferences.d/にchromiumというテキストファイルを置く
(中身は
Package: *
Pin: release o=LP-PPA-saiarcot895-chromium-dev
Pin-Priority: 1002
です)

chromium-betaを使わずにchromium-devを使う
sudo add-apt-repository ppa:saiarcot895/chromium-dev

homeフォルダの.profileをleafpadなどで開き最後の行に
export LIBVA_DRIVER_NAME=iHD chromium
を追加する

chrome://flags/でHardware-accelerated video decodeをenableにする(初期状態ではdisableでした

以上です


予想ですがこれはlibva-devのバグだと思います

libvaを指定していて見た目上は問題なく動いているのですが多分動いていない・・・と思いますよ

intel-media-driverのihdを使うようにして効果が出たので


最後になりますがUHD630でvp9の1080pを再生した時の負荷率ですがCPUが20前半、GPU負荷率が30後半となっていて快適そのものです